物理工学科カリキュラムcurriculum
カリキュラム一覧へ戻る

基礎工学・応用数理
計測通論C

講義項目Outline

「計測なくして科学なし」
現象を科学的に理解するにはまず現象を計測し、定量化する必要があります。またあらゆる自動機械はセンサによる計測値をもとに動いています。医療診断や製造の現場、地球規模のリモートセンシングまで、情報をシステムへ取り込む入り口は計測です。さらに複雑な信号パターンから必要な情報を抽出する方法を探究することは知能の正体を探索することにも通じています。
本講義では、計測の実例を紹介しながら、計測に共通する概念や手法について整理します。
なお,本講義は105分で実施します.

  1. 計測の基本概念:計測とは.SI単位系.計測器の性能.偏位法と零位法
  2. 測定系の構成:分解能の拡大.差動構造と対称性.計測とエネルギー
  3. 機械量の計測
  4. 流速・流量の計測
  5. 温度計測,放射計測
  6. 光応用計測
  7. 成分センサ
  8. 磁気センサ
  9. パターン計測と逆問題

担当教員Instructor 奈良 高明