物理工学科カリキュラムcurriculum
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数学
数理手法Ⅱ

講義項目Outline

流体力学の基礎から応用について概説する。基本的な偏微分方程式を概説して、流体の運動を記述する基礎方程式であるNavier-Stokes方程式の導出を行う。次に、流体の乱流を取り上げ、層流からの遷移過程と発達した乱流の特性を、その渦構造を中心として示す。特に、乱流の制御手法の一つである高分子の添加を取り上げ、ベクトルの反変・共変性に着目した解析について講義を行い、熱対流との関連性に言及する。

  1. 流体の運動方程式(Navier-Stokes)方程式の導出
  2. 偏微分方程式の基礎
  3. 安定性解析-層流から乱流への遷移
  4. 安定性解析-熱対流
  5. 乱流における渦構造 (スーパー台風)
  6. 流体物理に現れるベクトルの反変・共変性
  7. 高分子添加粘弾性流体のマルチスケール解析(働く高分子と働かない高分子の相補性)
  8. スカラー場(温度場)と線状降雨帯

担当教員Instructor 堀内 潔