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加藤雄一郎准教授 平成21年度 文部科学大臣表彰 若手科学者賞受賞
2009.04.16

我が国の科学技術分野において、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究 者を対象とする文部科学大臣表彰若手科学者賞を、工学系研究科総合研究機構(物理工学専攻大学院担当)の加藤雄一郎准教授が受賞した。受賞の対象となった 研究業績は「非磁性半導体中における電子スピン制御の研究」。半導体中の電子スピン制御は半導体スピントロニクスや量子情報処理など多大な波及効果が見込 まれる技術であるが、通常は磁場を用いて行われるため、高速で局所的な制御は難しい。加藤准教授は、スピン軌道相互作用を利用することにより電子スピンの 電場制御を可能とする新手法を次々と実証してきた。半導体量子構造を用いて、電場を用いたスピンと磁場の相互作用制御に成功したほか、外部磁場なしで電場 によるスピン操作・創生を実現し、零磁場でも動作する非磁性スピントロニクス素子への道を開いた。さらに、世界で初めてスピンホール効果を観測し、スピン 流という固体物理における新しい展開をもたらした。本研究成果は、非磁性半導体を用いたスピントロニクス素子への応用が見込まれるほか、スピン量子情報技 術に利用できるものと期待される。

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