学科 専攻長の挨拶

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物理工学科 学科長 専攻長 川﨑雅司

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物理工学科 学科長 専攻長 川﨑雅司 

物理工学科に興味を持つ 学生の皆さんへ

物理工学は、工学の中で最も基礎となる分野です。
同時に、社会においても、技術の根幹を成す学問といえます。
真理の探究にとどまらず、社会の役に立つことを視野に入れた学問領域を、物理工学は幅広くカバーしています。

 

たとえば、皆さんのスマートフォンの中にもある半導体技術。
年々高性能化微細化を極め、技術的限界に達しようとしています。その壁を打破するには、半導体とは異なる材料や、従来のような0と1の情報技術とは根本的に異なる新しい原理が必要です。

 

そこで我々研究者は、基本原理から論理を積み上げることで将来の技術の礎を築こうとしてきました。
量子コンピュータや光格子時計といった注目すべき成果も、研究者たちが10 年も15 年も前から模索してきた結果です。
未来に生き残るのは強い人ではなく、変わることができる人です。
今我々が盛んに研究していることは、何十年後かの大変革に向けた仕込みなのです。

 

ところで、産業界には「化学」「電気」「情報」などの業界はあっても「物理」というジャンルはありません。
しかし裏を返せば、物理工学の知見を持つ人はどんな業界であろうと技術の根幹を担う力を持っていると言えます。

 

何かの壁にぶつかった時も、原理原則に立ち戻って自分の頭で考えることができるよう訓練を積んでいるからです。
その資質は技術以外の局面でも必ず役に立つはずです。

 

本学科では、学部3年次までに数学、量子力学、統計力学、電磁気学という基本的な学問を徹底的に学びます。
座学に力を入れているのが本学科の伝統です。
そうして基礎体力をつけたところで研究室に入り、先輩と共に自分の興味を追求するようになると、それまで無味乾燥だった知識がたちどころに色づき、自分の文房具のように役立つものになります。
研究をし、論文にまとめ、発表する経験を重ねる中で、いつしか自分が世界最先端の研究者の一人として羽ばたきつつあるのを実感できるでしょう。

 

学生の皆さんが「真理の探究」と「社会への貢献」という両輪を併せ持つ人材に成長できるように、教員一丸となってひとりひとりをお手伝いします。

 

でもそれは3合目まで。5合目からは自力で登ってください。
8合目を目指す頃には、見える景色が全く違って来ます。
その景色を目にしたらきっと、もっと登りたくなるに違いありません。

 

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