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4年生になるといよいよ待望の研究活動開始。最大の山場は卒業論文の作成だ。研究室の先生が掲げる研究から興味のあるテーマを選び、先生や院生の先輩たちの支援を得ながら論文にまとめていく。学生論文だからと侮るなかれ。卒論が研究の原点となったという研究者も多いのだから。
平成23年度の優秀卒業論文賞をみごと受賞した先輩たちの研究生活に迫ってみた。
[取材:2012年2月]

 
 

先生の驚いた声で「あ、すごいことなんだ」と思った

佐藤 拓朗鹿野田研究室
卒論題目:「有機導体 Θ- (ET) 2RbZn(SCN)4における電荷秩序:ノイズ測定による前駆現象の観測」


僕の卒論を簡単に説明すると、同じ物質でも温度によって電流が流れたり流れなかったりする、そのギリギリのキワで何か面白いことが起こっていないか探るという研究です。
ある日先生から「これ読んでおいて」といきなり難しい論文を渡されて、必死に理解したのが研究の始まりでした。先生は物理の基礎がわかっているという前提で話すから、3年生までの勉強は大事です。
わけのわからないまま先生と一緒に実験して、目立った結果が出てきても、僕には感動の仕方がわからなかった。実験データを見た先生が驚いて大声を上げた時「あ、これってすごいことなんだ」と初めて思いました(笑)。ようやく面白さがわかってきたのは、卒論を書き始める頃でしたね。
この研究で、世界中誰も知らないことを発見することはできたけれど、先生や先輩が言うような面白さはまだまだわかっていないと思う。博士課程に進む頃までには研究の感動を味わえるようになりたいです。


 
 

面倒見の良い先生、強力な先輩、アットホームな研究室

不破 麻里亜古澤研究室
卒論題目:「連続量離散量融合型量子情報処理に向けた時間2モード量子ビットの生成と実証」


古澤先生の研究室を選んだのは、3年生の頃五月祭の展示を手伝っていて量子情報に興味を持ったから。卒論は院生の先輩方が取り組んでいるテーマの応用で、将来の光通信での活用を念頭に置いた電子暗号の研究です。脆弱な量子暗号を移動させるために量子テレポーテーションができる形の量子ビットを生成するもので、従来と違った手法を使うことで、成功率を100%まで高めることが期待できます。
偉大な先輩方と一緒に研究して良い成果を出せただけに、論文作りはプレッシャーでした。レポートと違って論文は相手に伝えるプレゼンテーション力が大切。先輩の論文を読んだり先生に相談したりして、270ページの大作ができました。
物工のいいところは、基礎の授業がしっかり将来の研究につながっていること。それに、卒論でも先生が親身になって丁寧に教えてくれるところですね。研究室もアットホームで、それも研究生活の楽しさの一つです。

 
 

すべて手作りの装置から自分で解決することを学んだ

岡村 嘉大十倉研究室
卒論題目:「トポロジカル磁気構造におけるマイクロ波応答」


3年生の時に十倉先生の授業を受けたのが今の研究室を選んだきっかけです。授業内容も面白かったし、先生が本当にすごい方だったから。
僕の研究はスピントロニクスという分野で、電子のスピンの自由度を利用することで省エネ化ができないかというテーマです。実際には電子の運動を測定することより、その測定装置をつくるのが最大の課題でした。何もかも手作りの装置なので、不具合を出して原因がわからず手こずったりもしましたね。3年生までの授業と違って、たとえばこの装置にこの部品がはまるのか?とか、考えてもみなかったことまで自分の手で解決しなければいけない。それだけに、装置ができてテストが成功した時には達成感がありましたね。
技術も学んだしミーティングやプレゼンなど伝える努力というのも学んで、研究には初めての経験がたくさんありました。面白い研究ができたので、ぜひ今後もこの研究を続けていきたいと思っています。

 
 

自分でやってみないと学んだ意味はわからない

野入 亮人樽茶研究室
卒論題目:「横型4重量氏ドットの作製と評価」


電子を3次元空間に閉じ込めて量子ドットを作る方法はいろいろありますが、量子ドットを何個もつなげるのは技術的に難しく、これまで3重が限界でした。その4重化を実現して、さらに多重化する足がかりを作ったのが私の卒業研究です。1重2重は研究が進んでいますが4重化は未開拓だったので、設計も何もかも一からやらなければならないし、できるかわからないものを限られた期間にやるというのがたいへんでした。
でも4年生の能力なんて知れていますから、博士課程の先輩やポスドクの方と一緒に実験を進めて、かなり助けていただきました。研究室の環境には恵まれていましたね。
自分で実験してみると、講義や研究論文で学んだことがこういうところで使われるんだという発見があって、ただ頭に入れるだけでは本当にわかっていなかったことを実感します。
この研究から新しい課題が次々と見えてきて、今も研究途中。今後が楽しみなデバイスです。

 
 

じゃんけんに負けて入った。やってみたら面白かった!

武田 遼太郎岡本・貴田研究室
卒論題目:「圧電酸化物からのテラヘルツ電磁波発生と光学活性によるテラヘルツ偏光制御」


実はじゃんけんで負けて、第一志望の研究室には入れなかったんです。でも、修士課程も今の研究室で研究を続けるつもりです。やってみたら面白かったから。やっぱり入ってみないとわからないですね。
先生の指導で、可視光と電波の狭間にあるテラヘルツ領域の光を発生させるメカニズムを卒論にまとめることにしました。テラヘルツ領域は発生や検出が難しいため、あまり研究されてこなかった領域。最初は全くわからなかったのが、先生の講義を受けたりいろいろな論文を読んだりしてメカニズムを考えているうちに、何かおかしいと思い始めて。実験を進めていったら、楕円偏光という状態の電磁波を作り出すという、当初考えていた以上の成果が得られました。
秋にアメフト部を引退するまでは眠くてたいへんだったけど(笑)、論文作成で先生にたっぷりダメ出しされて鍛えられたおかげで、卒論発表はアメフトの試合よりずっとリラックスしてできました。

 
 

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