東京大学工学部物理工学科・大学院工学系研究科物理工学専攻

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内部学生向け(物工教務室)

物理工学輪講第二

[注意事項]

輪講第二の「題目」・「要旨」は発表の1週間前までにあてに送付して下さい。

        
2020年7月14日(火)14:55〜16:55
Aグループ  Bグループ  Cグループ
発表者名: 魚住 亮介
指導教員名: 吉岡 孝高 准教授
論文題目: 希薄原子気体におけるボース・アインシュタイン凝縮の観測
要旨: 希薄Rb原子気体でボース・アインシュタイン凝縮(BEC)を観測した論文を取り上げる。BECの背景知識に加え、実験の成功に必要であった原子の冷却やトラップの技術についても焦点をあてて発表する。
発表者名: 池田 直樹
指導教員名: 関 真一郎 准教授
論文題目: 磁気スキルミオンの形成と物質開拓
要旨: 磁気スキルミオンとは、ある種の磁性体中においてスピンが実空間で渦を巻く構造を持つ現象であり、トポロジカルな安定性から注目されている。本発表ではその形成に関する理論と物性について基礎的な事項から解説する。また最近の研究として、遍歴電子系における新しい発現機構について触れ、その観測について紹介する。
発表者名: 宇田川 健太
指導教員名: 武田 俊太郎 准教授
論文題目: 組合せ最適化問題の近似解を求めるための量子古典ハイブリッドアルゴリズム
要旨: 現在、NISQ(Noisy Intermediate Scale Quantum device)と呼ばれる誤り訂正機能のない中規模量子コンピュータの研究が活発に行われている。NISQを用いての実用化が期待されるアルゴリズムの一つにQAOA(Quantum Approximate Optimization Algorithm)がある。QAOAは量子コンピュータと古典コンピュータを用いて組合せ最適化問題の近似解を求めるアルゴリズムである。本発表ではQAOAの理論とQAOAを実際に問題に適用した場合の近似精度について説明する。
発表者名: 中村 賢斗
指導教員名: 吉岡 孝高 准教授
論文題目: フェムト秒光周波数コムによる光の周波数測定
要旨: 超短パルスレーザーを高度に制御すると、数百THzにも及ぶ光の周波数において周波数の精緻な物差しとなる。これはフェムト秒光周波数コムと呼ばれる。本発表では、その原理、実現方法、そして応用例として系外惑星探査について説明する。
発表者名: 開田 亮佑
指導教員名: 関 真一郎 准教授
論文題目: 強磁性体と反強磁性体の異常ホール効果
要旨: 外部磁場なしに生じるHall効果である異常Hall効果は、正常Hall効果発見の2年後より知られていたが、その原理は長らく議論があった。当初は不純物に由来する外因性機構が主流だったが、現在は物質のバンド構造に由来する、内因性機構も有効であるとされている。本発表では異常ホール効果の機構、とりわけBerry位相により定式化された内因性機構に焦点を当て解説するとともに、強磁性金属、反強磁性金属における例をあげる。
発表者名: 米津 和馬
指導教員名: 武田 俊太郎 准教授
論文題目: 測定による連続的な量の量子情報操作
要旨: ある量子情報操作を行う場合、入力に直接操作を行うのではなく、補助入力を用いて量子もつれ状態を生成し片方の出力の測定を通して入力にある操作を行う方法がある。この方法をもとにして、任意の入力に対してスクイーズ操作を行うユニバーサルスクイーザについて説明する。また、ユニバーサルスクイーザを用いた量子非破壊ゲートについても紹介する。