東京大学工学部物理工学科・大学院工学系研究科物理工学専攻

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物工生の一週間

夏学期

月曜日

1限は回路学。内容は重要だと思うけど、いかんせん難しい……。今学期は断念して来年に再チャレンジすることにした。2限の電磁気学第二はdiv rot gradが暴れまわっている。数式を追うのは大変だけど、物理的な意味を理解したときの感動ときたらない。3限は物理実験の基礎第一。電磁気で疲れた頭が働いてくれない。4限は農学部で制御工学を。数学は計数の講義で鍛えられているから気が楽だ。学科の講義より、直感的な説明が多く、違った視点から理解できてよかった。講義の後は、何はともあれレポート。

火曜日

1限は統計力学第一。小芦先生の説明は美しくて幸せな気持ちになれる。2限は量子力学第二で、有田先生の雑談は絶対に滑らない。毎回爆笑が起きる。ただし、講義は板書に追いつくのが大変だ。3限は農学部で材料強度学。事故の調査をして発表する。材料系の講義は物工では見かけないのでとってみた。午後は演習で電磁気と固体物理学。自分で解いてみると理解していないことがよくわかって良い。3年夏学期は水・木と合わせて、演習レポートとの戦いが続く。

水曜日

一限の代数数理工学は数学だけど、定義を覚えないと話にならない。これも来学期再チャレンジしよう。2限は数学2D。複素解析はとても強力だからしっかり身につけなければ。午後は隔週で実験と演習。実験はだいたい17時には終わる。家に帰ってから考えるのは大変だから、TAさんを質問攻めにする。……これで終わりーと思いきや、6限に必修の倫理講演会がある。うーん、頭が痛い。話は興味深いけど、なんで0.5単位なんだ?講演会は他の学科の友達も一緒なので、晩御飯を一緒に食べるのが楽しみだ。

木曜日

一限は解析数理工学。測度論やルベーグ積分、関数解析の初歩をやる。松尾先生の独特の口調が大好きだ。説明もわかりやすい。2限は制御論第一。こちらは農学部より詳しく数学を勉強する。ラプラス変換が面白いほど活躍している。木曜の午後も実験と演習。演習のレポートが終わってないと、1限・2限・昼休みは生きた心地がしない。

金曜日

一限は信号処理論。眞渓先生はいかにも工学者っぽい数学の見方で、これまた面白い。二限は固体物理第一。序盤の結晶の話が難しかった。三限は数学2D演習。さすが理論の先生は良く理解しているなぁと感心する。自由に数学を扱っていて尊敬。四限はお楽しみの輪講だ。10人ほどのグループに分かれて、英語の教科書を読む。僕はQuantum paradoxesという本で量子論の理解を深めようとした。学科の講義では全然やらないマニアック物理も経験できて興味深かった。

土曜日~日曜日

毎朝1限だから、たまには豪快に寝る。土日の片方はレポートにあてる、さもなくば平日にゆっくり寝られない。友達と遊びにも行きたいし、物理もやりたい。もっと時間がたくさんあればいいのに!

冬学期

月曜日

月曜日は朝から一日実験。3週1セットで、本郷での学生実験・プログラミング演習・柏、本郷の研究室にお邪魔しての実験をする。柏の実験は、ほぼ自力で 実験計画から解析までやってみるというものだった。実験結果はちょっと大きなホールでプレゼンする。本郷と柏の研究室毎の実験はそれぞれテーマが違うから、友達に何をやったか聞くのが楽しみ。

火曜日

火曜は2限の固体物理第二から始まる。先学期の内容よりはるかに難しくて頭が痛い。それだけに、理解できたときの感動は大きい。身近な現象でもたくさん見られるから尚更だ。3限は量子情報。量子情報系の研究室を希望しているので、気合が入る。いよいよ来学期は研究室に配属されると思うとわくわくする。

水曜日

統計物理第二は、相転移や非平衡の勉強だ。搖動散逸定理・自発的対称性の破れなど、出てくる用語がいちいちカッコイイ。物理実験の基礎第二。次元解析や誤差、対称性などを勉強する。地味だけど強力な方法だった。4限の生物物理は、一週間で一番楽しみにしていた。生物はかじったこともなかったけど、物理的なアプローチから説明され、感動的。とても面白い。生物物理の研究室も面白そうだなぁ。明日はレポートの提出。頑張って完成させなければ。

木曜日

1限は光学。レポートに苦戦したときは、皆で「光の闇」などと言って面白がっていた。2限の量子力学第三では、ついに反粒子が登場。ついにここまでたどり着いたかと、感慨深い。午後は演習。先学期ほどの量はないから、まだ気楽。ただ、内容は先学期よりはるかに難しくなっている。

金曜日

1限は中村先生のナノ科学。量子効果がどんどんあらわれ、興味深い。自分の量子力学の理解はまだまだ甘かったと思い知る。二限は理学部物理学科の統計物理第二の聴講に行った。ダンディーな声で格調高い講義だ。いかにも理物という感じがする。三限は数学3。4限は続けて演習。やっぱり理論の先生は数学をよく理解しているんだなぁ。

土曜日~日曜日

今学期も、土日のどちらか一日はレポートの日。図書館で似た問題をひたすら探す。五月祭の準備も始めた。自分で実験してみるのはとても面白い。実際にやってみるとなかなかうまく行かないものだ。

夏学期

月曜日

1空き 2電磁気学第二 3物理実験の基礎第一
月曜日は2コマだけで、1週間のウォーミングアップといった感じ。
電磁気は相対論も関わってくるようになりなかなか難しい。
実験基礎は今学期の実験での理論を実験テキストよりも詳しく学ぶ。実験の順番によってはもう終わった実験の内容を学ぶこともあるが、復習にもなって良い。
3限後は学科の友人と御殿下記念館(学内のジム)にトレーニングに行ったり、レポートをやったり、遊びに行ったり。

火曜日

1統計力学第一 2量子力学第二 3空き 4・5物理工学演習第一
1限は、先学期にかじった統計力学をより厳密に進めていく感じ。先生が配るプリントは詳しいが、話もきちんと聞いておかないとなかなかイメージがつかめない。
2限もぼーっとしていると全く知らない内容が進んでいることが多くて大変。先生が突然始める雑談は他の先生の裏話が聞けたりしてとてもおもしろい。板書が間に合っていないのに聞き入ってしまうことも・・・。
3限は空き。物工には控室が無いので、1階の図書室に行く人が多い。
演習は、講義をきちんと復習しておかないとただ板書を移す時間になって苦痛である。

水曜日

1空き 2数学2D 3~実験・演習 6工学倫理
数学は複素関数など。「留数定理」の便利さに感動。水曜の昼休みは生協でサンプリング(製品の無料配布)を行っていることが多いので昼休みが待ち遠しい。
午後からは週ごとに実験・演習が入れ替わり。実験の内容が難しいこともあって、実験レポートがとにかく大変。締め切り前日の夜にSNSを見ると、自分と同じように頑張る物工生がたくさんいる。はんだごてで回路を作る実験が楽しかった。

木曜日

1解析数理工学 2流体力学 3~実験・演習 6工学倫理
解析数理工学は計数の講義。ルベーグ積分というものを学ぶが、こういうものもあるんだな~といった感じである。
2限は理学部にお邪魔して流体力学。物工生もなかなか多い。学んでおいて損は無さそう。
午後は前日の続き。演習は、先生によって進め方が異なるが、解答者をあらかじめ決めておくタイプで発表者となったときはどうしても解いておかないといけないので、追い込まれるが力が付く。どうしてもわからない場合は先生に質問に行くとヒントをくれる。
水・木は6限に工学倫理がある(毎週出る必要は無い)。冗談交じりで話すときもあれば、論文の盗用などを話すときは真剣だったりと、なかなか興味深く身に染みる講義。

金曜日

1信号処理論第一 2固体物理第一 3数学2D(演習) 4・5輪講 6特許法
金曜日はラストスパートといった感じ。
信号処理はスライドを用いた講義。先生は電車の遅れなどが発生しても大丈夫なように講義の1時間以上前に学校にいるらしい。
固体物理は、物工ならではといった感じ。結晶内の電子の振る舞いなど、慣れるまでは難しいが一度理解するとなかなか興味深い分野である。
3限は計数と一緒に演習。
4・5限は10人程度のグループに分かれて輪講をする。具体的には、担当教員が決めた英語の教科書の内容を、週ごとに担当者を決めて、自分たちで講義する。担当回は大変だったが、アットホームな感じで楽しかった。
6限は特許法。これからの技術者は特許に関する知識も重要そうだ。論文の発表の仕方にも関わってくるらしい。

土曜日~日曜日

レポートを進めたり、復習をしたり、自分は登山サークルに入っているので、山に登ったり。本郷周辺に住んでいる人が多いので、学科の友人宅に集まることも多い。

冬学期

月曜日

実験
この学期は、月曜日が一日中実験になる。
いくつかの研究室を回りながら、実験をやらせてもらう。まだまだ学生実験の域を出ないが、それでも先学期までの実験とは違った「研究室」という雰囲気にわくわくする。
必ず一度は柏キャンパスの実験室に行くことになる。柏は遠いけれど、一度は行ってみるべきである。キャンパス内にお寿司屋さんがあって500円で海鮮丼が食べられるゾ。柏キャンパスでの実験はレポートではなくプレゼンテーションで終わる。時間内に収めるのがなかなか難しい。

火曜日

1空き 2固体物理第二 3量子情報 4空き 5数理手法II
固体物理は先学期の続き。先生が出すレポート問題はなかなか考えがいがあって、友達との議論も進む。3年生での生活では、友人とレポートの話をすることがとにかく多かった。みんな同じことに取り組んでいるが考え方は様々で、楽しいし理解も深まる。
量子情報は初めて学ぶ分野で、量子コンピュータの発展が一般紙で取り上げられるほどのニュースになっていたこともあり、とても興味深かった。
数理手法は、流体力学について。

水曜日

1固体物理学I(理学部) 2統計力学第二 3物理実験の基礎第二
1限は理学部でまたまた固体物理学を学んだ。教え方が異なるのでまた違う角度から理解が進む。
統計力学は、相転移が主な内容になる。やっと現実の(身近な)系に適応できたという感じがする。
実験基礎は、誤差の取扱を始めとした実験の知識を幅広く学ぶ。卒業研究まであと少しである。
水曜日は3限で終わるので、学科の友人と御殿下に行くことが多かった。偶然教授を見つけると自分より重いウエイトでトレーニングしていることも……。

木曜日

1固体物理学I(理学部) 2統計力学第二 3物理実験の基礎第二
1限は理学部でまたまた固体物理学を学んだ。教え方が異なるのでまた違う角度から理解が進む。
統計力学は、相転移が主な内容になる。やっと現実の(身近な)系に適応できたという感じがする。
実験基礎は、誤差の取扱を始めとした実験の知識を幅広く学ぶ。卒業研究まであと少しである。
水曜日は3限で終わるので、学科の友人と御殿下に行くことが多かった。偶然教授を見つけると自分より重いウエイトでトレーニングしていることも……。

金曜日

1ナノ科学 2空き 3数学3 4数学演習
ナノ科学はナノスケールの技術などを概観する講義。このくらいになってくると機械なのに量子力学的な効果が現れたりする。先生の人望も厚く、ナノ科学に”ハマる”人も多かった。
数学と演習は幾何について。ガウスの驚愕の定理というとにかくすごいものが登場する。
その後は図書館に行って勉強しておくと次の週が楽になる。実際には週末だとついつい気が緩んでしまうが・・・。

夏学期

月曜日

週の最初の授業は2限の電磁気学第二。駒場の頃は難しいと思わなかった電磁気学だが式が複雑になってきて難しい、しっかり復習しなければ…。3限は物理実験の基礎第一。何人かの先生に実験をやる上での大切なことを教えてもらう。月曜はこれで終わりなので駒場のサークルの練習へ。

火曜日

午前中は統計力学第一と量子力学第二内容はすごく難しいが先生が丁寧に教えてくれるので頑張れる。3限は空きコマ、ここの時間に毎週レポートをやったりこの次の時間の演習の授業の予習をする。4限は電磁気学と固体物理の演習の授業。事前に問題を解いてきて誰かが発表する形式。演習が終わり次第火曜日は毎週バイトに向かう。

水曜日

1限は代数数理工学。計数工学科の人と一緒に代数学を学ぶ。代数学は物理のいろんなところで必要になるので勉強しておくといいかも…?2限は数学2D、複素関数論についての授業。3限からは隔週ごとに実験か演習。演習の科目は統計力学と量子力学。実験ならだいたい5~6時に、演習なら3~4時くらいに終わる、早く終わればサークルの練習へ。

木曜日

1限は解析数理工学。内容はルベーグ積分がほとんど、証明ばかりで難しい科目なので復習を念入りにする。2限は制御論第一、先生が授業中に演習問題などを出してくれるので理解が深まりやすくていい。午後は水曜と同じ、授業後はサークルもバイトもないのでよく友達と遊びに行く。

金曜日

2限は固体物理第一、今まで勉強したことのなかった分野だがなかなか面白いので勉強がはかどる。3限は数学2Dの演習、これも問題を解いてきて誰かが発表するという形式。
週の最後は物理工学輪講第一。やることはいわゆるゼミ。英語の資料を読んできて内容をまとめたレジュメを他のメンバーに配って解説する。テーマは5つありその中から興味のあるものを選んで10人くらいのグループに分かれることになる。

冬学期

月曜日

月曜は毎週朝から夕方までみっちり実験。実験テーマは人によって違うがどのテーマも面白そう。来年の研究室選びのためにどの分野の実験がどんなことをやるのかしっかり見ておこう。途中にプログラミングの演習なんかもあったりする。

火曜日

2限は固体物理第二、夏学期の固体物理第一より難しくて演習の授業もなくなったのでしっかり勉強しないと…。3限は量子情報。4年では量子情報系の研究室に行きたいと思っているので自然と勉強に熱中できる。火曜日の授業はこれで終わりなので、バイトまでの間図書館に行ってレポートをやったり授業の復習をやったり。

水曜日

1限は理物の固体物理。内容は物工の夏学期の固体物理とかぶっているところもあるが、物工の授業とは違ったアプローチをしているのでとてもためになる。2限は統計力学第二。内容は相転移や臨界現象についてで正直かなり難しい、何冊か本を買っていろいろ読み比べながら勉強している。午後は物理実験の基礎第二と生物物理。前者は実験の時に知っていると便利なことをたくさん教えてくれ、後者は生物物理の基礎を教えてもらう。

木曜日

1限は光学。光の屈折回折や透過について高校の時よりもかなり詳しく学ぶ。2限は量子力学第三、内容は相対論的量子力学や第二量子化についてでこれまで習ってきた量子力学とはちょっと雰囲気が違ってくる。午後は量子力学と統計力学の演習。形式は夏学期の時と同じで誰かが発表するかんじだが、問題の難易度は夏学期よりも格段に上がってなかなか一人では解けなくなってくるので友達と相談しつつ予習をする。

金曜日

金曜日の午前中は授業をとっていないのでサークルの練習に行ったり、家でゆっくりしたり。3限は数学3。微分幾何について学び、4限の数学演習で実際に問題を解く。5限は脳科学入門の授業。オムニバス形式の授業だがいろいろな分野の先生が来てくれて脳科学の最先端のテーマについて講義してくれなかなか興味深い。物理と直接関係のある授業ではないがたまにはこういう授業をとるのもいいかも…?

夏学期

月曜日

優雅な朝を過ごし、2限の電磁気学第二を受ける。岡本先生は板書の嵐だが、これを耐えうることで電磁気のさらなる道が開けてくる。3限の実験の基礎第一、実験なのに座学なのかと侮るなかれ。実験で必要だから学ぶのである。そして意外に目良先生のプリントは非常にわかりやすく、それ以降でも役に立つ代物である。講義後は毎週飲食店でのバイトに向かう。終電まで頑張っていた。

火曜日

この1限統計力学が非常に大事な講義になってくることはいずれわかるであろう。なんせ小芦先生のプリントの情報量は半端ではない。すべて理解することは並大抵のことではないが、本気で深遠な物理に触れたいものならば必須な講義であると思っている。
2限の量子力学の有田先生は、とても気さくな方で毎回冗談や教授の方々内部のお話をしてくださり話題が絶えない。もちろん講義の内容も充実していて本気で取り組むに値する内容である。
その後に続くのが、固体物理演習。意外と固体物理の演習は学部生活あわせてもこれしかありません。しっかり理解するためにもちゃんと勉強した。

水曜日

2限の数学2は8号館での授業であり、電気系の学科も合わせての授業である。複素関数はどの分野においてもとても重要な手法であり、かつ今までわからなかった負を真数としたlogなど数の深みを知ることができる。
そしてなんと言おうと、この後の実験は避けて通れない。根性を見せるところである、工学部に着た意味はここにあると思っている。電気回路を一から作ったりと充実したラインナップだ。

木曜日

2限の制御論は計数との合同講義で、計数科目とは言えどこれを受けないと実験で全く分からないものが出てくるほど重要。計数との交流も含めて計数科目も自分は積極的に受講した。
この後は水曜日と同じ実験と演習の隔週授業。演習では実際的な問題を解いていくので院試にも役立つこと間違いない。
放課後は駒場に移動し、部活動に励む。

金曜日

1限は工学部モノづくりプロジェクトの理科の授業を中学生に教えるゼミに参加。早朝からmtgをかさね模擬授業なども行う。
2限の固体物理は個人的に一番物理の実感を得られる講義であった。量子力学や電磁気学が実際の現象に結びつかれているのが、固体物理なのである。期待して損はないと思う。
この後の4限には輪講が待ち構えている。英語の論文をグループで読み進めるわけだが、進度は先生によってまちまち。必修では英語の授業は皆無なため英語に触れる貴重な機会である。私は有意義に活用した。

土曜日

駒場での部活に励む。午後はレポートに作成。

日曜日

羽を休めるいい機会。レポートのことは忘れ、友達と集まる。

冬学期

月曜日

実験の一日。研究室に訪問して行う実験は、本格的な装置を使って行えるに加え、この先の実験室配属に備え情報や雰囲気を感じ取ることができる絶好の機会である。私はアドバイザ-の助教さんや院生の方に数多くの質問をした。また、柏キャンパスに夜の9時までいたこともある、それが耐えられるか否かが今後の研究者人生を決めるのだと、自分に言い聞かせなんとか乗り越えたのである。

火曜日

実験の疲れを携えて、2限の固体物理第2を受ける。夏学期のさらに広範囲の分野を学ぶため範囲がとても広い。だが有馬先生はまるで仏のような方で、自分の質問に昼休み全てを費やし、付き合ってくれたこともある。どんどん質問した方がいい。
量子情報は今はやりの量子テレポーテーションを学べるとだけあって、とても楽しみであった。
その後は、唯一の英語の授業工学部モノづくりプロジェクトのSnowballs。いきなり留学生とディスカッションさせられてとても苦労したが、おせちパーティーを企画したりととても有意義な授業となった。

水曜日

1限は理学部の固体物理を受けた。先学期の復習になるかと思いきや、さすが理物、後半は固体物理第2に追いつきつつありちょうど良い進度となった。理物の雰囲気も味わえるのでお勧めである。2限は今田先生の統計力学第2、主に相転移の内容である。相転移の初歩からさまざまな近似モデルまで一気に触れることになる。最初は余裕だが、気づけばかなり進んでいるのでがんばって復習をした。3限の実験の基礎は次元解析、統計、物性テンソルなど本講義では習わないが、物理的に重要な概念を学べる大事な機会である。4限の生物物理は少しほかの講義とは一線を画し、生物色のあふれた講義でよい気分転換になった。とくにアクチンフィラメントによって筋肉がちぢむ原理はとても興味深く、御殿下でのトレーニングの際には常に意識している。

木曜日

1限は古澤先生、井上先生の光学である。ところでお気づきだろうが、私の1週間は火曜以外すべて1限が詰まっている。とても有意義な1週間である。さて、光学は電磁気学の実用化バージョンだ。計算式自体はそこまで複雑ではないが、レーザーなどで今まで考えなかったことまで考慮に入れたり、新しい概念が出てきたりするので、ついていくのが大変だった。また光学の実験でやったことが直接活きたり、逆に講義で習ったことを実験で使ったりと相補的な関係なのでとって損はない。2限は面倒見の良い押山先生の量子力学第2である。この科目が、圧倒的に範囲が広く進度が速い。というのも、この講義をもって学部レベルの量子力学を終わらせようとしているのだから。毎回の予習がかなり負担であったが、この学期での収穫はこの量子力学第2といってよい。進度が速いといっても押山先生の講義資料が完璧なのでそれで予習可能だ。34限が学部で最後の物理工学演習であり、毎回のレポートは非常に厳しいものがあったが、終わった時の達成感はひときわであった。
毎週この後は、御殿下でトレーニングを欠かさなかった。体は資本なので、勉学とともに体作りも忘れずに。

金曜日

さて、この日も1限はあるわけで、ナノ科学は物工のなかでは比較的工学部(モノづくり)色が強いといえる。ナノレベルでの加工技術などは日常生活に存分に生かされているわけで、とても興味深いモノだった。2限は休み、3限の数学3は曲面幾何の講義。いきなり理学色が濃くなるが、幾何なのでイメージはしやすく面白く取り組めた。要は曲面の曲がり方を求めたいというもので、概念自体は優しいが、その先にはゲージ理論や重力理論に結びつく深遠な数学が広がっている。この後も毎週御殿下で今度は水泳をしている。

土曜日

またここでも、御殿下でのトレーニング。3月までにベンチプレス100kgを上げるのが目標だ。

日曜日

たいていここでは翌日の実験の予習またはレポートにとにかく追われる。それが毎週続くわけだが、レポートを提出した後の達成感は筆舌に尽くしがたいものだ。