分野別研究室紹介

物性物理学で最も基本的な概念のひとつです。
森の木1本1本を調べても森そのものがわかるわけではないように、
電子や原子も、量が増えれば質が変わります。
ましてそれらが集まってできる分子や高分子はますます複雑な様相を見せるのです。
私たちの研究グループでは、木を見て森も見るように、電子から原子、分子、
そしてマクロな世界までの階層構造が生み出す不思議を探究しています。
分子たちはひとつの森のように相互作用しながら物質という多様な世界を見せてくれるのです。


ひしめき合う電子の不思議

電子は電荷とスピンを持っている粒子でありながら量子力学的な波動性を兼ね備えています。これが多数集まると、あるときは「超伝導状態」、またあるときは「ウィグナー結晶」と変幻自在です。私達は、分子性物質を対象にこの集団を司る法則を実験で突き止めようとしています。


今まで見えなかった物質中の構造やその動きを観察する

シンクロトロン放射光を用いた新しいX線計測法の開発・応用を行っています。特にソフトマター(プラスティク、ゴム、合成樹脂、液晶など)を対象とした研究では、自動車のタイヤの性能向上、プラスティク製品の機能向上等を目的とした産業界との共同研究を行い、人々の生活に役立つ物理の応用(=応用物理)を目指しています。


二本足で歩くタンパク質

タンパク質は生命現象を司る素子であり、いわば自然の作り上げたナノメートルサイズの精巧な分子機械です。このタンパク質分子機械が作動する仕組み、特に「エネルギー変換を利用して力学的な仕事や秩序を作り上げる仕組み」を物理化学法則に基づいて明らかにすることを目指しています。



+ 研究室

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名前 役職 研究テーマ 教員紹介 研究室
雨宮慶幸 教授 シンクロトロン放射光を用いたX線計測技術の 開発と応用 ―物質のナノ・サブナノの世界
鹿野田一司 教授 分子性物質を舞台にした低次元強相関電子系の物理学
長谷川達生 教授 有機エレクトロニクス、フレキシブルエレクトロニクス
富重道雄 准教授 生体ナノマシン一分子を見て操作する

 

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