研究の特徴

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物理工学科では、主に固体系の物質を対象として、将来の技術革新につながる物理を追求しています。量子力学を日本で初めて取り入れたのは本学科でした。現在では強相関物質科学や量子情報科学などの世界的研究拠点ともなっています。
理学部物理学科が自然を観察して真理を探究していく学科だとすれば、物理工学科は工学部らしく、物理を「制御」し、新しい価値を創造することに主眼を置いているといえます。もっとも、どちらも同じ物理学に立脚していることに変わりはなく、物理工学科でも理論から応用まで幅広いアプローチを行っています。
スケールでいえば電子1個レベルから高分子構造まで、研究方法でいえば理論的設計から計測技術の確立、ものづくりの基礎技術の創造まで、一口に物質研究といっても実にさまざま。本誌では、研究領域を5つの研究グループに大別して紹介しています。
主に理論を追究する「物性理論・計算物理」、その理論をもとにこれまでになかった有用な物質を生み出す「先端物質創成」、多様な計測技術で物性に迫る「量子物性」。さらには、量子力学を駆使したエンジニアリングを追究する「光科学・量子情報・量子計測」、より大きな分子を対象とする「分子性物質・ソフトマター・バイオ」。それぞれの研究室が持っている得意技術を結集することで、ブレイクスルーが生まれやすい環境が整っています。

 

学習のポイント

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学部生の皆さんは、3年生までに物理の基礎をすべて学びます。アスリートでいえば筋トレや体力作りの期間。基礎がためがしっかりできれば、4年生からはわくわくするような研究生活が待っています。
学んでいくうちに、幅広い学問領域から自分の研究を見いだすこともできるでしょう。物理学という大海を渡っていくには、自分なりのものの見方、切り口を持つことが大切です。どんな切り口であっても、物理の深淵に迫っていく過程には必ず心躍る発見や感動があります。最初から難しく考えず、まずは物理工学の多様な世界にたくさん触れることから始めていきましょう。

 

5つの研究分野

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  • 物性理論・計算物理
  • 先端物質創成
  • 量子物性
  • 光科学・量子情報・量子計測
  • 分子性物質・ソフトマター・バイオ
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